ハートをゆさぶるヒット商品は、
データだけじゃつくれない。
ひとの思いから、生まれる。

営業系 商品企画  T.T 1999年入社

ポリシーストーリー

好きからはじまる、Hanakoとコラボ。

私が所属する部署では、商品のアイデア出しからお店に並ぶまで、商品開発のほぼすべての流れに関わります。商品開発は、市場データを分析して、消費者ニーズを引き出し、商品コンセプトに落とし込んでいく。調査データは、とても重要です。でも、データがすべてではありません。企画・開発に携わるメンバーの強い思いが、消費者の心を動かす商品を生む。私は、そう信じています。雑誌「Hanako」とのコラボレーション商品「スムージー」。健康志向の気運が世の中で高まるなか、スムージーが注目されていた時代でした。女性から人気の雑誌とスムージーは、きっと相性がいい。何より私自身、「雑誌の雑貨化」の代名詞となった「Hanako」が大好きでした。「Hanako」のイメージを商品化したい。社内と「Hanako」の編集長に企画と思いをぶつけ、雑誌のデザイナーにパッケージデザインを依頼することになったのです。パッケージデザインにおいては、「フルーツそのものを美味しそうにみえるようにしよう」と白いテーブルの上にフルーツを散りばめ、地上数メートルという高さから撮影。フルーツの配置など、徹底的にこだわりました。実際に発売してからは、「デザインがかわいい!」とブログに取り上げられ、ヒット商品となったのです。

思いを語る仕事。

パッケージデザインにおいては、あるひとつの挑戦がありました。それは、飲料商品において、「白いパッケージは売れない」というある種のタブーがあったのです。デザイン案がもちあがったとき、社内では幾度も議論が交わされました。たぶん、売上だけを見ていたら、このパッケージデザインは世に出なかったと思います。自分たちが本当にいいと思うものを世の中に届けよう。そんな思いから、生まれた商品だったと思います。このプロジェクトでは、デザインの打ち合わせ、編集長やデザイナーとの商談、サンプルの試飲など、初めての経験をたくさんさせてもらいました。ここまでいろんな挑戦をさせてもらったのも、周囲の協力があったからこそです。商品は、1人でつくれません。思いを伝え、周りを巻き込んでいく熱量があってこそ、どんな壁でも乗り越えていけると信じています。もちろん個人のわがままだけじゃ商品はつくれませんが、数字やデータに縛られず、思いに耳を傾けてくれるのが、オハヨー乳業です。だからこそ、自分の思いを語ってくれる方と働きたいですね。

インタビュー

入社理由は?

もともとはオハヨー乳業のITシステムを担う会社にいたのですが、オハヨー乳業の経理を担当することになりました。その後、2008年に商品開発に異動。現在に至ります。

どんな仕事?

商品企画における上流から下流まで、ほぼすべての工程に関わっています。商品コンセプトのアイデア出し、パッケージデザイン提案、製造までのシステム処理など業務は多岐に渡ります。

仕事のポリシーは?

常に自分の意見を持つこと、そして、周囲のメンバーに相談することです。思い込みのままプロジェクトを進めるのはよくありません。また、意見を交わすことで、新しい発見が生まれ、よりよいアイデアに昇華することもあります。周囲と協力しながら仕事を進めるためにも、お互いの認識合わせはとても大切です。

オハヨー乳業のいいところは?

人の良さですね。本当に周囲の人に恵まれました。会社や商品のことが好きで、責任感が強く、協力的な方が多い会社です。怖いもの知らずの若い頃も、温かく見守ってもらっていた気がします。

どんな学生時代でしたか?

学生時代は、イギリスに留学していました。そこでラグビー部のマネジャーをやっていましたね。また海外旅行も好きです。ギリシャのサントリーニ島は、青い海と白い建築のコントラストがとてもきれいでよく覚えています。

趣味は?

20年近くフラワーアレンジメント教室に通っていて、毎年お正月になると本社でお花を活けています。また、2年前から着付教室に通っています。

学生へのメッセージを。

商品企画に限らず多くの仕事は、一人ではできないことがほとんどです。協力をお願いしたり、アドバイスをもらったりと、社会人になれば周囲の方に助けてもらいながら1つのものをつくります。最初はとまどうかもしれませんが、新人のころは失敗を怖がるよりまず挑戦してみてください。1度の失敗で全てが水の泡になるということはほとんどありませんし、なにより周りのメンバーの方が支えてくれるので、思い切って挑戦してほしいですね。